「人生で一度はオーロラを見たい」と思いつつ、ホワイトホースで本当に見えるのか、何泊必要なのかが気になっていませんか。
私たちは2024年2月に、カナダ・ホワイトホースで3泊して3回オーロラ鑑賞に挑戦しました。
はっきりとしたオーロラが肉眼で見えたのは3晩のうち1晩で、残りの2晩はカメラ越しにうっすら見える程度でした。
これからホワイトホースへオーロラを見に行く方の参考になればうれしいです。

「見えた」の基準に注意|肉眼ではわからないオーロラも多い
まず知っておいてほしいのが、ツアーの「見えた」には、暗い空の遠くにうっすら帯が出ただけの夜も含まれるということです。
しかもその帯は、肉眼では灰色のもやにしか見えず、カメラを通して初めて緑や紫に写ることがほとんどです。
たとえば、この写真です。

写真の上ではきれいなオーロラが出ているように見えますが、肉眼だと遠くの空に雲のような靄がかかっているようにしか見えません。
それでもツアーとしては「オーロラが見えた夜」に数えられます。
私はこの話を到着初日に空港で聞いて、「オーロラは全部が肉眼で見えるわけじゃない」と知り、正直かなり驚きました。
いわゆる「カーテンがゆらめくオーロラ」を肉眼で見られるのは、活動が強い夜だけで、本当に稀です。
実際に見えたのは|3泊3回で、はっきり見えたのは1晩でした
| 肉眼 | カメラ | |
|---|---|---|
| 1晩目(2月9日) | 白い雲のようにうっすら | 緑色がはっきり写る |
| 2晩目(2月10日) | 緑・紫・ピンクが動いて見えた | はっきり写る |
| 3晩目(2月11日) | ほぼ見えず(満天の星空) | うっすら緑 |
3晩のうち2晩は「カメラには写るけれど肉眼では雲にしか見えない」という状態で、はっきり見えたのは1晩だけでした。
それでも、その1晩のオーロラは参加者全員が歓声を上げるほどで、行ってよかったと心から思っています。
3泊でこの結果だったので、少なくとも3回、できれば4〜5回チャンスを作るのが現実的だと感じました。
ホワイトホースでオーロラが見える確率
ホワイトホースは、世界でもオーロラの出現率が高い地域として知られています。
旅行会社や現地のデータでは、3泊以上滞在して晴れた夜が続けば約90〜97%の確率で見られるとされています。
数字は情報源によって差があります。
ただし私たちのように「見えたけれど、うっすらだけ」という晩もあるので、3泊は最低ラインと考えておくのが安心です。
確率の数字を鵜呑みにせず、鑑賞の回数を増やすのがいちばん確実な対策だと思っています。
おすすめの時期|12〜2月、できれば新月の前後

ホワイトホースで最もオーロラの確率が高いのは、空気が澄んでいる12月〜2月です。
また、満月よりも新月のほうが周囲が暗いため、オーロラが肉眼で見えやすくなります。
せっかく遠くまでお金をかけて行くので、日程選びはとても重要です。
イエローナイフとどっちがいい?
同じカナダの人気鑑賞地イエローナイフと比べて、ホワイトホースは平均気温が高いのが特徴です(それでもかなり寒かったですが)。
| 2月の平均気温 | 最高 | 最低 |
|---|---|---|
| ホワイトホース | 約 -8 ℃ | 約 -18 ℃ |
| イエローナイフ | 約 -19 ℃ | 約 -26 ℃ |
イエローナイフのほうがオーロラの帯の真下にあり、確率はわずかに高いと言われています。
一方でホワイトホースは、犬ぞり・野生動物保護区・街歩きなど、日中に楽しめることが多いのが魅力です。
オーロラ鑑賞ツアーは「日中は暇」になるので、私たちは過ごしやすさを重視してホワイトホースを選びました。

昼間の観光も楽しみたいのであれば、ホワイトホースがおすすめです!
オーロラツアーの費用|3泊5日で30万円弱
今回は阪急交通社のオーロラ鑑賞ツアーを利用しました。
航空券(成田〜バンクーバー〜ホワイトホース)と市内ホテル3泊、3回のオーロラ鑑賞が含まれて、大体30万円弱でした。
- 成田発 → バンクーバー観光 → ホワイトホース着 → オーロラ鑑賞1回目
- 日中観光 → オーロラ鑑賞2回目
- 日中観光 → オーロラ鑑賞3回目
- ホワイトホース発 → バンクーバー経由 → 成田着



日本語ガイド付きで安心でした!日中のアクティビティは、このツアーとは別に予約しました。
郊外のロッジに泊まるツアーとも悩みましたが、中心街のホテルに泊まって夜だけロッジへ移動する形のほうが、日中の観光がスムーズでした。
現地発着のオーロラツアーだけを探すなら、日本語ガイド付きのプランが多いベルトラが選びやすいです。
昼間のアクティビティについては、別の記事でまとめています。





直前になると満員になるツアーも多く、早めの予約がおすすめです!私は犬ぞりツアーに参加できませんでした・・。
ツアー当日の流れ|鑑賞は22時から深夜2時半まで


指定された時間にホテルのロビーに集合し、バスで郊外のロッジへ移動します。
基本的にはロッジの中で待機し、オーロラが出るとスタッフの方が声をかけてくれるので、外に出て写真を撮ります。


待ち時間の過ごし方
ロッジには温かい飲み物やお菓子が用意されていますが、オーロラ鑑賞は待ち時間がとても長いです。
日によっては数十分しか見られないので、暇つぶしの道具があると助かります。
私たちはボードゲームの「カタン」を持っていき、待ち時間はずっと遊んでいました。
スマホをずっと見ていると目が光に慣れてしまい、せっかくのオーロラや星空がかすんで見えるので、画面を見る時間は短めがおすすめです。
3晩のオーロラの記録
1晩目(2月9日)|カメラには写るのに、肉眼では白い雲


到着した日の夜から、さっそくオーロラ鑑賞ツアーに参加しました。
スタッフの方が「オーロラが出てきましたよ」と呼んでくれて見に行きましたが、肉眼で見えるのはうっすらとした雲のような光だけでした。
不思議なことに、カメラを通すとはっきり緑色に写ります。
オーロラはカメラを通してしか見られないのかと、少しがっかりした1晩目でした。
2晩目(2月10日)|肉眼でもはっきり、紫やピンクも


この日は前日よりも活動が強く、緑に加えて紫やピンクの光も肉眼で見えました。
現地ガイドさんによると「このレベルは今シーズンでも上位クラス」とのことで、参加者全員が歓声を上げていました。
カーテンが揺らめくように動くオーロラを見ることができ、写真では伝わらない感動がありました。
爆発的に見えたのは数十分でしたが、大空でダイナミックに動く光は今も忘れられません。
3晩目(2月11日)|ほぼ見えず、代わりに満天の星空


最終日は、ほとんどオーロラは見えませんでした。
その代わりに、街の明かりが届かないロッジで満天の星空を見ることができました。
オーロラは日によってまったく違い、かなり運に左右されることを実感した3晩でした。
服装と持ち物|−25℃の夜に実際に着たもの
ホワイトホースの夜は−25℃前後まで冷え込みます。
私は次のような服装で参加しました。
- ヒートテック上下+フリース+ダウンジャケット
- スキー用パンツ(中に厚手タイツ)
- スノーブーツ、厚手ソックス
- ネックウォーマー、手袋、耳あて、ニット帽
ツアーで防寒具をレンタルできる場合もありますが、自分のサイズに合った装備を持っていくと安心です。
特に足元と手先の保温が大事で、ホッカイロを持参して大正解でした。



ホッカイロは機内持ち込みにすると没収されるので、必ずスーツケースに預けてください!
よくある質問
何泊すれば見られますか?
私たちは3泊3回で、はっきり見えたのは1晩でした。3泊を最低ラインに、できれば4〜5回チャンスを作るのがおすすめです。
カメラはスマホでも大丈夫ですか?
スマホでも緑色は写ります。
寒さはどのくらいですか?
夜は−25℃前後です。待機はロッジの中なので凍える時間は短いですが、外に出る数十分のために足元と手先の防寒が欠かせません。
イエローナイフとどちらがいいですか?
昼間の観光も楽しみたいならホワイトホースが向いています。平均気温はホワイトホースのほうが10℃ほど高めです。
まとめ|ホワイトホースでオーロラを見るなら「3泊以上」が鍵


ホワイトホースでは、天候や運に左右されるものの、3泊以上の滞在と晴れた夜が揃えば高い確率でオーロラに出会えます。
イエローナイフより平均気温が高く、日中の観光やアクティビティも楽しみやすいのがホワイトホースの魅力です。
これからホワイトホースへのオーロラ旅行を計画する方は、次の3つを意識してみてください。
- 2月前後の冬シーズン(できれば新月)を狙う
- 現地滞在は3泊以上
- 防寒対策を万全にする
一生に一度のオーロラを見に行く場所として、ホワイトホースは自信を持っておすすめできます。







