はじめに｜HSLアプリとは？
HSL（Helsinki Regional Transport）はヘルシンキの交通を網羅する公式アプリです。
電車、バス、トラム、地下鉄、フェリーなど全ての交通手段に対応し、スマホだけでチケット購入・乗車管理ができる便利なツールです。
この記事では、アプリで表示される手順に沿って、チケットの購入方法や、適切なチケットの種類を紹介していきます。
ヘルシンキ観光の際は絶対に必要なアプリですので、一緒に登録方法を確認していきましょう。
登録方法｜アカウント作成
1. アプリのダウンロード
まず、App StoreまたはGoogle Playから「HSL App」をインストールします。
2. 言語設定と初期画面
引用：HSL公式サイト
アプリ起動後、英語・フィンランド語・スウェーデン語から、英語を選択します。
3. アカウント登録
メールアドレスまたは電話番号で会員登録します。パスワードを設定し、登録用の認証コードを入力してください。
４．個人情報入力
氏名、電話番号、メールアドレスを記入します。
Postcode（郵便番号）を入力する欄がありますが、I live abroadのボタンを押せば入力不要です。
チケットの種類と使い分け
アカウントの作成が完了したら、画面下の左から２番目にあるTICKETSというタブを選択します。
HSLシングルチケットの料金と有効時間
| ゾーン | 料金（大人） | 有効時間 |
|---|---|---|
| AB / BC / CD | €3.20 | 80分 |
| ABC | €4.40 | 90分 |
| ABCD | €4.80 | 110分 |
チケットの有効時間は乗車開始からカウントされます。乗り換えは自由です。
1日に2回までしか公共交通機関を使用しない場合は、こちらのチケットがお得です。
HSLデイチケットの料金と有効期間
| 利用日数 | AB | ABC | ABCD |
|---|---|---|---|
| 1日 | €9.00 | €11.00 | €13.50 |
| 2日 | €13.50 | €16.50 | €20.00 |
| 3日 | €18.00 | €22.00 | €26.50 |
チケットの有効時間は、購入時刻から24時間単位で有効です。
電車だけではなく、街中を走っているトラムも乗り放題ですので、多くの旅行者の方にはデイチケットがおすすめです。
2日目以降は半額になるので、数日まとめて購入したほうがお得になります。
トラム乗り放題を利用して、半日で効率よくヘルシンキ市内観光をした体験談も参考にしてみてください。
HSLのゾーンを選択
続いて、ゾーンの選択です。
ヘルシンキの公共交通「HSL」では、移動エリアに応じて「A〜D」のゾーンが設定されています。
観光地ごとの必要HSLゾーン一覧
| 観光地 | 必要なゾーン |
|---|---|
| ヘルシンキ市内観光 | A・B |
| マリメッコ本社 | A・B |
| ヌークシオ国立公園 | A・B・C |
| ヘルシンキ空港 | A・B・C |
空港からヘルシンキ市内へ向かう場合は、ABCを選択しましょう。
ヘルシンキ市内観光だけであれば、ABのみでも大丈夫です。
ゾーン選びに迷ったらABCがおすすめ
空港を利用する人や郊外まで観光予定がある人は、最初からABCゾーンチケットを選んでおくと安心です。
支払い方法の設定｜クレジットカード登録
クレジットカードの登録
「Payment」→「Add Card」でカード番号、有効期限、CVCを入力、保存します。
Visa、Mastercard、American Expressに対応しています。
登録が完了すると、Payment methodのタブから支払い選択が可能になります。
チケットの購入と使用方法
購入
料金を確認して、Go to payment のボタンを押しましょう。
この後、下画面のTICKETSのタブを選択すると、自分のTICKETSが表示されるようになります。
乗車時の使い方
フィンランドの電車は改札がないため、乗車時にアプリを提示する必要はありません。
バスやトラムの場合は、乗車前にアプリを開き、「Start using ticket」をタップします。そして、チケット画面をドライバーに提示しましょう。
ちなみに、乗車する際に有効時間内であれば、下車する際に有効時間が切れていても大丈夫です。
まとめ｜スマホだけで快適なヘルシンキ観光を
HSLアプリを使えば、現金や券売機を使わずにチケット購入・乗車ができ、効率よくヘルシンキ観光が楽しめます。
事前の支払い設定をしておくことで、乗り換えや移動もスムーズです。
ぜひ旅行前にアプリをダウンロードして準備してください。
HSLアプリを使って、電車やバスで約1時間！フィンランドの森をハイキングしてみたい方は、次の記事も参考にしてみてください。
