「アンベール城」は、ジャイプール観光の中でも特に人気の高いスポットです。
ただし、アンベール城は広くて複雑な造りの城なので、予備知識なしで行くと迷子になりがちです。
この記事では、実際に訪れた経験をもとに、チケットの買い方から順路・見どころまでまとめています。
ガイドなしでも、ここを読んでおけばひととおりアンベール城を楽しめるはずです。
アンベール城(Amber Fort)の歴史

アンベール城が建つこの地は、かつて「アンベール王国」の首都でした。
1592年から1727年にジャイプールへ遷都するまでの約150年間、都として繁栄しました。
ヒンドゥーとイスラムの建築様式が見事に融合している点が見どころです。
2013年にユネスコ世界文化遺産「ラジャスタンの丘陵城塞群」のひとつとして登録されています。
基本情報
| 正式名称 | Amber Fort |
| 場所 | ジャイプール郊外(市内から約11km北東) |
| 世界遺産 | ラジャスタンの丘陵城塞群(2013年登録・文化遺産) |
| 営業時間 | 8:00〜17:30(年中無休) |
| 入場料 | 外国人:1000ルピー |
| 所要時間 | 1.5〜2時間 |
アンベール城への行き方
ジャイプール市内から北東へ約11kmの距離で、意外と距離があります。
主な移動手段は3つです。
Uberまたはタクシー
市内から約30分、料金の相場は200〜300ルピー前後。
アプリで呼べるので利便性は抜群です。
ローカルバス
風の宮殿(ハワー・マハル)前のロータリー付近から、アンベール城行きのバスが出ています。
料金は20ルピーほどと格安。
ただし時刻表が不規則なため、時間に余裕をもっている方におすすめです。
Badi Choparの近くがバス停です
ツアー
アンベール城はジャイプール中心部から約11km離れており、往復のタクシー代やジープ代を考えると、意外とコストがかかります。
ジャイプール1日ツアーなら、アンベール城をはじめシティ・パレス・風の宮殿など主要観光スポットをガイド付きで効率よく回れて、約5,000円から参加できます。
移動費も込みなので、バラバラに動くよりトータルで安くなることも。

主要スポットは入場料だけで4500円くらいかかるので、移動を考えるとツアーの方がお得になります!!
初めてジャイプールを訪れる方や、限られた時間で主要スポットを押さえたい方には特におすすめです。
ふもとから城へ:登り方は2通り
アンベール城は岩山の上に立つため、タクシーやバスなど公共交通機関の場合は、ふもとから約150mの急坂を登る必要があります。
ジープ(現在のメイン手段)
かつては象タクシーが名物でしたが、現在は動物福祉の観点から廃止されており、ジープでの登城に変わっています。
麓からジープに乗って城の入口まで連れて行ってもらえます。体力を温存できるのでぜひ活用を。
徒歩
傾斜と階段が続く坂道を約10〜15分で登れます。
道中、物売りがかなり積極的に声をかけてくるので、興味がなければはっきり断りましょう。



私たちは送迎付きツアーだったので入口付近まで連れて行ってもらいました。かなり快適だったので、ツアーはおすすめです。
チケット料金と買い方
入場料(外国人)
・ 単体チケット:約1000ルピー
・ コンポジットチケット:約1700ルピー


コンポジットチケットは複数スポットを回るならお得ですが、ジャイプールでは、2 Amber Fort、3 Jantar Mantar、5 Hawa Mahal+チケットに含まれていないシティパレスを回ると1日が終わります。
ジャイプール1日観光のおすすめチケット
アンベール城+ジャンタルマンタル→単体チケットの方がお得
アンベール城+ジャンタルマンタル+風の宮殿→コンポジットチケットのほうがお得
※風の宮殿は中に入らなくても十分楽しめます
何か所回るか先に決めてから、単体とコンポジットどちらがお得か確認することをおすすめします。
購入方法


入口手前のチケット窓口で当日購入できます。
アンベール城 順路・見どころガイド
順路に沿って進めば自然にスポットを巡れます。
1. 太陽門(Suraj Pol)から入場
城の正門「スラジ・ポール(太陽門)」をくぐると、最初の大きな中庭に出ます。
かつては王族のみが通ることを許された特別な入口で、城全体の構造が一望できる絶好の場所です。
2. ディワニ・アーム


ディワニ・アームは、王が民衆や使節と会うための「公式の謁見の間」です。
赤砂岩と大理石で造られた美しい柱が並び、開放感のある空間が広がっています。
ここは人々の訴えを聞いたり、儀式が行われたりと、政治の中心となる場所でした。
3. ガネーシャ門(Ganesh Pol)


アンベール城の最大の見どころです。
象頭の神・ガネーシャが描かれたこの門は「世界で最も美しい門」とも称されます。
4 鏡の間(Sheesh Mahal)


ガネーシャ門をくぐった先にある、城内最大の見どころのひとつ。
天井や壁一面に無数の小さな鏡が埋め込まれており、肉眼でみると迫力に圧倒されます。
ろうそく1本の光を当てると星空のように見えるといわれ、マハラジャが夜ごとその美しさを楽しんでいたと伝わります。
5. 幾何学模様の庭園(Char Bagh)


ガネーシャ門内側に広がる、イスラム様式の整然とした庭園。
噴水を中心にシンメトリーに配置された緑が美しく、暑いジャイプールでもひと息つける空間です。


7. 城壁散策・展望ポイント
城壁沿いを歩きながら城全体を見下ろせる展望スポットへ。


周囲の山の尾根には万里の長城のような城壁がどこまでも続いており、そのスケールに圧倒されます。
城の背後の山上には「ジャイガル城砦(Jaigarh Fort)」が見えます。
両城は隠れた地下通路でつながっていたとされています。
7. スク・ニワス(Sukh Niwas)


庭園を奥に進むと、マハラジャの私的な休息の場「スク・ニワス」があります。
最大の特徴は、建物の中に水路が引き込まれていたことです。
水が流れることで自然に室内が冷やされる、いわば天然エアコンのような仕組みが備わっていました。
順路はざっくりしている
アンベール城は順路がざっくりしています。
上記で主要スポットはすべて回れますが、他にもいろいろな通路や中庭があるので、ぜひ色々探検気分で歩いてみて下さい。


ほかにも足を止めたくなる場所
ナタラージャ像(シヴァの舞踊像)


城内の一角に、踊るシヴァ神「ナタラージャ」の見事なブロンズ像が置かれています。
現地の方もたくさん写真をとっていました。
巨大な鉄鍋


城内の調理場跡に残る、人が入れるほどの巨大な鉄鍋です。
かつてマハラジャや兵士たちの食事を大量に作っていた道具です。
お土産・城内の物売りについて


城内や坂道には、ラジャスタン伝統の人形やアクセサリーなどを売る物売りが多数います。
値段交渉が前提なので、最初の提示価格は相場の2〜3倍と思ってください。
興味がない場合ははっきり「No thank you」と断りましょう。
城内の両替所はレートが良い


城内に両替所があり、出口付近にあります。
レートが空港よりよく、思いがけずお得でした。
ただし夕方には閉まってしまうので、両替したい場合は早めに立ち寄るのがおすすめです。
まとめ
アンベール城はインド観光の中でも特に記憶に残るスポットのひとつです。
ジャイプールを訪れるなら、ぜひ朝一番に足を運んでみてください。
そして5000円の1日ツアーの方がより快適+お得に回ることができるので、ぜひ検討してみて下さい!



