「人生で一度はオーロラを見たい!」
そう思い続けていた夢を、ついに2024年2月、カナダ・ホワイトホースで叶えました。
オーロラ鑑賞は、天候に左右されるため、確率勝負です。
せっかく時間とお金をかけて行ったのに、オーロラが見れずに帰ってくるのは避けたいところです。
ツアーの内容はもちろん、少しでもオーロラ鑑賞の確率を上げるポイントについてもまとめたので、参考にしてみてください。
- 実際にホワイトホースでオーロラを見た体験談
- 現地ツアーの流れ・服装・寒さ対策のポイント
- オーロラ鑑賞の確率を上げるためのコツ
ホワイトホースを選んだ理由

高確率でオーロラ鑑賞ができる
ホワイトホースは、世界でもオーロラ出現率が非常に高い地域として知られています。
3泊以上滞在して晴れた夜が続けば、約97%の確率でオーロラを見られるというデータもあります。
ただし、天候の影響で「うっすら見えるだけ」という日もあるため、オーロラ鑑賞前後のアクティビティも計画しておくのがおすすめです。
イエローナイフよりも過ごしやすい
同じく人気の観賞地であるイエローナイフと比べて、ホワイトホースは平均気温が高いです。(それでもかなり寒かったですが・・)
| 2月の平均気温 | 最高 | 最低 |
|---|---|---|
| ホワイトホース | 約 -8 ℃ | 約 -18 ℃ |
| イエローナイフ | 約 -19 ℃ | 約 -26 ℃ |
そのため、犬ぞり体験・街歩きなど、日中も快適に過ごせるアクティビティが豊富です。
オーロラ鑑賞ツアーは、「日中は暇」なので、過ごしやすさを重視して、ホワイトホースを選びました。
おすすめツアーと日程
3泊5日でオーロラ鑑賞へ
- 成田発→バンクーバー観光
ホワイトホース着 オーロラ鑑賞1回目 - 日中観光→オーロラ鑑賞2回目
- 日中観光→オーロラ鑑賞3回目
- ホワイトホース発→バンクーバー経由
- 成田着
大まかな流れはこんな感じです。
今回は阪急交通社のオーロラ鑑賞ツアーを利用しました。
こちらのツアーは、航空券+3回のオーロラ鑑賞ツアー込みで大体30万円弱です。
現地の日本人スタッフの方が案内してくれるため、とてもおすすめです。
こちらのツアーは、中心街のホテルに泊まり、夜になるとオーロラのみえるロッジまでバスで移動します。
他社の郊外のロッジに泊まるツアーとも悩みましたが、中心街に泊まっているほうが、日中の観光がスムーズでした。
オーロラツアーの過ごし方
オーロラ鑑賞タイムは22時~2時30分まで

指定された時間にホテルロビーに集合し、バスで郊外のロッジへ移動します。
阪急交通社のツアーでは現地の日本人スタッフの方がいるので安心です。
基本的にロッジで待機し、オーロラが見えたら声をかけてくれるので、外に行って写真を撮ります。
暇つぶしグッズがあると便利
ロッジには温かい飲み物やお菓子が用意されていますが、オーロラ鑑賞には待機時間が発生します。
日によって、数十分しか見られない日もあるため、暇つぶしグッズがあると便利です。
私のお勧めはボードゲームです。有名なボードゲーム「カタン」を持っていき、待ち時間中ずっとやっていました。
スマホをずっと見ていると目が冴えてしまい、せっかくのオーロラや満天の星空が霞んでしまうので注意です。
3回のオーロラ鑑賞の結果
1日目(2月9日夜)

到着した日から早速オーロラ鑑賞ツアーに参加しました。
スタッフの方が「オーロラが出てきましたよ!」と声をかけてくれ、さっそく見に行きましたが、肉眼で見えるのはうっすらとした雲のみ。
不思議なことに、カメラを通すとはっきりと色がうつります。
オーロラはカメラを通してしか見られないのか・・・と少しがっかりしました。
2日目(2月10日夜)

この日は前日よりも活動が強く、肉眼で緑に加えて紫やピンクの光も見えました。
現地ガイドさんは「このレベルは今シーズンでも上位クラス」とのことで、参加者全員が歓声を上げていました。
実際に、カーテンが揺らめくように動いているオーロラを見ることができ、写真では伝わらない感動を味わうことができました。
爆発的なオーロラが見えたのは数十分間でしたが、大空でダイナミックに動くオーロラを観ることができた感動は、忘れられません。
3日目(2月11日夜)

最終日は、ほとんどオーロラは見えませんでした。
その代わりに、満天の星空をみることが出来ました。
オーロラ鑑賞は日によって違いがあり、かなり運に左右されることを実感しました。
少なくとも3回、余裕があれば4-5回くらいは鑑賞チャンスを作ることが大事だと思います。
オーロラ鑑賞を快適にする工夫
2月の新月の時期が最もおすすめ
ホワイトホースで最もオーロラ鑑賞の確率が高いのは、空気が澄んでいる12月~2月の時期になります。
また、満月よりも新月のほうが、周囲が暗いためオーロラ鑑賞の確率は高くなります。
せっかく遠くまでお金をかけてオーロラ鑑賞に行くので、日程選びはとても重要です。
防寒対策と服装
ホワイトホースの夜は−25℃前後まで冷え込みます。
私は以下のような服装で参加しました。
- ヒートテック上下+フリース+ダウンジャケット
- スキー用パンツ(中に厚手タイツ)
- スノーブーツ、厚手ソックス
- ネックウォーマー、手袋、耳あて、ニット帽
ツアーで防寒具をレンタルできる場合もありますが、自分のサイズに合った装備を持参すると安心です。
特に足元と手先の保温対策が重要。ホッカイロも持参して大正解でした。

ホッカイロは機内持ち込みにすると没収されるので、必ずスーツケースに預けてください!
滞在中の生活リズム
夜は深夜2時頃までオーロラ鑑賞、朝は10時ごろ起床して、日中の活動をするイメージです。
日中は暇ですので、アクティビティに参加するのがおすすめです。
ホワイトホースでオーロラを見るなら「3泊以上の滞在」が鍵


ホワイトホースでは、天候や運もありますが、3泊以上の滞在+晴れた夜 が揃えば、高確率で幻想的な光のカーテンに出会えます。
イエローナイフに比べて平均気温が高く、観光やアクティビティも楽しみやすいのがホワイトホースの魅力です。
これからホワイトホースへのオーロラ旅行を計画する方は、
- 2月前後の冬シーズン(できれば新月)を狙う
- 現地滞在は3泊以上
- 防寒対策を万全にする
この3つのポイントを意識してみてください。
一生に一度のオーロラ体験を叶えるなら、ホワイトホースは間違いなくおすすめです。

